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社会人は本当に学ばなくなるのか? 企業が今、考えるべき「成長の仕組み」
1. 日本の社会人の学習意欲は本当に低いのか?
「日本人は社会人になると学ばなくなる」と言われることがあります。実際、パーソル総合研究所が2019年に実施した調査によると、アジア太平洋地域14カ国の中で、日本の学習意欲は最下位という結果が出ています。特に、2位のニュージーランドとの差が24.2ポイントと大きく、日本の社会人の学習意欲の低さが顕著に示されました。他の調査でも、社会人の自己学習の時間が他国と比べて少ないことが指摘されています。
2. かつての日本社会と「学び」の必要性
かつての日本社会では、年功序列と終身雇用が機能し、「良い大学に入り、安定した企業に就職すれば、年齢とともに収入が上がる」というキャリアの安定性が保証されていました。そのため、大学入試が人生のゴールと考えられ、社会人になってから新たなスキルを意図的に学ぶ必要がない環境が存在していました。

しかし、これは「学んでいない」わけではなく、「実務の中で学ぶ」スタイルが根付いていたとも言えます。企業内でのOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)や実務経験を通じて、必要なスキルを身につけるという方法が一般的だったのです。
3. 企業は「学びの仕組み」をどう変えていくべきか
現代の労働環境は大きく変化しました。かつては「長時間労働や上司の指導のもとで学ぶ」という文化が一般的でしたが、これは現代では適切ではありません。むしろ、従業員が持続的に成長し、スキルアップできる「学びの機会」を企業が意図的に提供することが求められています。
例えば、
- リスキリング(Re-skilling)やアップスキリング(Up-skilling)を支援する研修の導入
- 業務を通じて学ぶ仕組みを強化(OJTの最適化)
- 学習文化の醸成(ナレッジシェア、社内勉強会の推奨)
- デジタルツールを活用したスキルアップの仕組み作り などが、企業の競争力を高めるカギとなります。
4. 「待つ学び」から「主体的な学び」へ
これからの時代、「待っていれば成長できる」という考えは通用しません。企業側も、社員が主体的に学ぶ環境を提供することで、従業員の成長と企業の成長を両立させる仕組み作りが必要になります。
例えば、
- 成長機会を提供する「学びのインセンティブ」(スキル習得による昇進や報酬アップ)
- 学習習慣を支える「オンライン教育や社内メンター制度」
- 異動やプロジェクト型業務を通じた「実践的なスキル習得」 といった施策が、企業と従業員の双方にメリットをもたらします。

5. 企業の成長には「学びの仕組み」が不可欠
企業が成長するためには、社員一人ひとりが持続的にスキルアップし、新しい知識を吸収する環境が不可欠です。パワハラ的な指導や無理な長時間労働ではなく、「学びを促進する企業文化」をどう構築するかが、これからの経営者や人事担当者に求められる視点です。
これからの時代に適応し、企業として生き残るためには、従業員と共に成長する「学びの仕組み」をいかに構築できるかが重要になってくるのではないでしょうか。
6.お気軽に、ちょっと相談
「採用・定着・組織づくり。困りごと解決の第一相談窓口」人材の悩みがすべてクリアになります。
もしも、貴社の人材育成や組織の成長、採用に関するお悩みがあれば、ぜひCorkにご相談ください。
